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Philosophy 03

良木の家をつくる

無垢材をつかい、自然環境を活かし、理にかなった普遍性のある家づくりを目指し続けています。流行りではなく本質を突きつめ、過去ではなく未来を見すえる、そんな良木の家づくりをお客様、職人たちと一緒に実現します。

総桧の大和天井

普遍性のある家づくり

田辺工業では、生活しやすく、メンテナンス性の高い家づくりを大切にするとともに、家族構成やライフスタイルの変化にも対応できるような余裕のある設計を心がけています。建てたときに最高潮を迎えるのではなく、暮らしとともに馴染み深みを増す木を愛で、それによりもたらされる落ち着きある豊かな空間を愉しみ、快適性を日々実感できる家。少しずつ喜びが育つ家をコンセプトにしています。流行に左右され過ぎない普遍性のあるデザインこそ、世代を超えて住み継いでいただける事につながると考えています。大切なご家族で過ごす時間を、みなさまよりも少し永い視点でとらえて演出していきます。

無垢材の玄関ドア

自然環境に呼応する家づくり

田辺工業では、家をとりまく自然や環境がもっているエネルギーを上手に活用するパッシブデザインを大切にしています。それによりエネルギー消費を抑え、快適な生活環境や室内気候をつくり出しています。例えば、田辺工業では庇(ひさし)の役割をとても大切に考えています。雨を防ぎ、夏の暑い日差しを遮り、逆に冬は部屋の中まで日差しを取り込めるなど、庇の形状を緻密に計算しています。

さらに、私どもが多く施工させていただいている滋賀県の湖北地域は豪雪地帯として有名で、雪と上手く向き合う設計が求められます。具体的には、柱には通常よりも太い4寸角を使い、垂木のサイズは大きくピッチは短く配置、梁せい(梁の荷重方向の寸法)を大きくして、雪の重みに耐えうる構造にしています。構造的な強度はもちろん、柱に重厚感やボリューム感があることで住む人に安心感を与えてくれます。

庇の木組

無垢材の家づくり

田辺工業では、無垢材をつかった家づくりを大切にしています。無垢材にこだわるのは、快適な湿度コントロールを担ってくれる他、暖かみのある空間演出や経年変化による空間の落ち着きや味わいをもたらしてくれるからです。柱やフローリングとしてはもちろん、建具やその枠材まで無垢材で仕上げています。建具は木工職人が手造りで行いますが、その際、枠材と同じ木材を田辺工業から供給しています。そうすることで、歳を重ねるごとに空間により一層、統一感や一体感を与えてくれます。田辺工業は、この先も無垢材による家づくりを大切にしていきます。

無垢材で造られたLDK

お客様と一緒につくること

田辺工業では、お客様と一緒につくることを大切にしています。それは、お客様が実感して、納得してステップを踏めることです。その第一歩が、自分の家で使われる木材のルーツを巡ること。一般的には、家を建てる際に木材の産地見学をすることは珍しいと思いますが、田辺工業ではお客様に知っておいてもらいたい知識として重要だと考えています。暮らしはじめたら目に触れない構造材であったとしても、安心と愛着に繋がります。その後、最終的にはお客様自身の目で自分たちの家につかう木材を選んでもらうようにしています。プロとして助言はしますが、この時点ですでにお客様に木材を選ぶ眼力がついています。

木材を選ぶお施主さん